新年あけましておめでとうございます。
支部会員の皆様におかれましては、つつがなく新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。日頃より支部事業運営に対しまして格別のご理解、ご支援並びにご協力を賜りまして厚く御礼申し上げます。
昨年は、ウクライナ侵攻の長期化等により、物価高騰が続く中、多くの中小零細企業では思うように賃金が上がらず家計を圧迫した年でありました。戦後5回しかない辰年の内3回も総選挙が行われており、解散総選挙を見送り年末の税制改正では多くの経済対策が盛り込まれておりますが、その効果を国民が注視し、本年は政権選択の年となりそうです。
さて、令和6年は20年ぶりに「新紙幣」の発行が予定されております。最近、多くの外国人を町で見かけるのが当たり前になっており、分かりやすいよう数字表記を大きくするデザインが特徴となっているようです。また、令和元年から順次施行されてきた働き方改革関連法により、「2024年問題」である自動車運転業務も猶予期間であります3月末日で終了し、また中小企業にも「同一労働同一賃金」が適用され、雇用形態にかかわらず原則、同じ待遇にしなければならない問題等、多くの混乱が予想されます。
我が業界では、「電子帳簿保存法」が本格的にスタートし、改正「相続時精算課税制度」、「インボイス制度」導入による初年度消費税申告、また登記事項義務化等、改正への対応に取り組まなければならない多忙な年となります。従事義務であります税務支援事業は、本年はインボイス対応支援も行うことが決定されており、従事期間も3月29日(金)まで延長となっております。また電話無料相談も現在、従事者が不足しており、この場をお借りいたしまして会員皆様のご協力を切にお願い申し上げます。
昨年の支部の活動といたしましては6月の定期総会後、感染症対応が5類に移行したことにより事業計画に従い、主なところでは9月の常会、11月の新入会員懇談会・ボウリング・ゴルフ大会、12月のクリスマス会を「顔の見える」事業として、各部・委員会の皆様のご尽力により滞りなく開催することができました。特に新入会員懇談会では、参加者「9名」と久しぶりに多数の会員をお迎えできましたことを、今後に活かしていけるよう努めてまいります。また、令和4年政府はスタートアップ企業創出拡大を掲げ、各金融機関は多くの取組みを行っておりますが、感染症により途絶えていた金融機関との協調関係の重要性を相互に再確認し、支部会員が起業者へのサポート事業に参入できますよう努めております。
令和6年の辰年は、努力してきたことが実を結ぶ年といわれ、また更なる努力をすることでより近づける年であるようです。本年も会員皆様の貴重なご意見・ご要望を拝聴し、真摯に支部運営に努めてまいる所存でございます。何卒従来と変わらぬ温かいご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びにあたりまして、本年の会員皆様のご健勝、ご多幸並びにご事業のご繁栄を心からご祈念申し上げまして、年頭のご挨拶とさせていただきます。
*当ホームページについて*
東京税理士会品川支部ホームページは、東京税理士協同組合の協力のもと作成されております。
東京税理士協同組合品川支所
支所長 村田久幸